健康・美容用語集 ち

チアミン

別名ビタミンB1。疲労回復のビタミンとも呼ばれる水溶性ビタミン。
炭水化物や糖質をエネルギーに変える働きをする。
脳のエネルギーとなるブドウ糖の代謝にも欠かせないビタミンである。脳の働きを良くしたり、アルツハイマーの予防などにも効果があるとされている。
また疲労回復やストレス解消にも効果があるとされている注目の成分である。
糖質の分解に必須なため、甘いものを摂りすぎるとビタミンB1不足になる。

茶カテキン

茶カテキンとは、緑茶などに含まれるポリフェノールであり、その抗酸化作用が注目されている。
茶カテキンは、緑茶の中に最も多く含まれている成分で、抗酸化作用を有するポリフェノールの一種である。
茶カテキンにより、身体の酸化を防いだり、血圧を下げたりする効果があることが知られていたが、近年になって体脂肪を減少させる効果もあることがわかってきた。
他にも抗ガン作用やその他、さまざまな病気を予防、回復させる力があるといわれており、緑茶そのものに含まれるビタミンCやカロチンとの相乗効果もあって、健康維持に葉欠かせない。
最近では、茶カテキンを摂取するためのサプリメントなども販売されている。

中性脂肪

中性脂肪とは、脂肪として体内に貯えられた余ったエネルギー源のことをさし、一般に肥満予備軍を判断する基準となる。
中性脂肪は、人間の長い環境対応のなかで、食糧不足に備え人間の体がエネルギーの貯蔵庫として体に蓄えられた遺伝的なものである。
現在のように、食料が豊富にある時代にはこの脂肪が逆に体にとって害となる。
溜まりすぎた脂肪は、動脈硬化、糖尿病、脂肪肝などを起こしやすい体にする。
中性脂肪をへらすには運動を継続的に行うことが効果的だが、中性脂肪を減らす食べ物もある。コレステロールを吸着し排泄を促す食物繊維や脂肪を燃焼する唐辛子に含まれるカプサイシン。
ウーロン茶も余分な脂肪を吸収しにくくする。
中性脂肪の量は血液検査により分かる

腸内洗浄

腸内洗浄とは、肛門部より直接、専門器具を使って薬品などを入れ、腸内のたまった便を除去することである。
腸内洗浄は、5時間便が腸内に留まることにより発生する毒素を取り除くことが目的である。
長時間にわたって腸内に便が存在することで、肌のつやが悪くなったり、荒れたりする。
大腸がんは、直腸と左脇腹にある下行結腸が原因になることが多く、直腸洗浄は大腸がんの予防にもなる。
また、腸内洗浄によってアレルギー皮膚炎などの症状が改善されたケースも報告されている。消化されなかった食べ物、腸内細菌の死骸、毒素などが含まれている便は、出来るだけ 速やかに排泄して腸内を綺麗に保つことが大切である。
しかし、現実にはこのような宿便と呼ばれるものは腸の中に存在しません。
大腸の内視鏡検査をすればそのようなものなどないことは一目瞭然です。
ひどい便秘などの治療に用いられる高圧浣腸と腸内洗浄とは全く異なるものです。
但し、腸から老廃物が吸収され、それが病気の原因となるという考え方は古くからあったらしく、これを治療するための浣腸は、中国、インド、エジプトなどの伝統医学の中でも重要な治療法のひとつでした。
その後、20世紀初頭にはこの考え方は誤りであると非難され、鳴りをひそめたかのように思われたのですが、ここ30年の間、腸内洗浄という考えが復活したのです。
中でもGersonという人がガンに対する治療法として特殊な食事療法とともにコーヒー浣腸を提唱したこともあって、欧米で行っている施設もあります。
しかし、海外では腸内洗浄をきっかけに腸の感染症が広がったこともありますし、施術の際に直腸を傷つけたり、場合によっては穴をあけたり、「死亡例」もあるのです。
しかも科学的にもその理論は間違っています。 このように、理論的に問題のあること、決して安全とは言えないことなどを考えると、腸内洗浄やコーヒー浣腸は全くおすすめできません。