健康・美容用語集 れ

レチノール

レチノールは、ビタミンAの前駆体であり、体内に消化吸収される時にビタミンAに変化し、皮膚や粘膜の形成に重要な栄養素である。
レチノールは、美肌づくりに欠かせない栄養素であるため、体内から食品で摂取するとともに外からのケア化粧品で補う。
レチノールの供給が不足すると、お肌は目立って乾燥し、角質層がボロボロと剥がれ落ち、粉を吹いたような状態になる。
また、シワ、きめの粗い肌、乾燥症、角質増殖症など、さまざまな肌のトラブルを招いてしまう。レチノールは、保湿成分とともに乾燥小じわスキンケア化粧品に配合するとよいとされる。
レチノールは、レバー・蒲焼・チーズなどの動物性食品にビタミンAとして多く含まれる。

レシチン

レシチンは、ギリシャ語で、卵黄を意味する「レシトース(Lekithos)」からでた言葉で、リン脂質と呼ばれる脂質の一種で細胞膜を構成している大事な成分の一つである。
私たちの体は、「水溶性(水に溶ける性質)」のものと「脂溶性(油に溶ける性質)」のものとから成り立っていますが、その仲立ちをするのがレシチンです。
大豆や卵黄に多く含まれ、サプリメントとして利用されるほか、乾燥肌・敏感肌のための保護成分として処方される。
レシチンが不足すると、本来細胞膜の一部として使われるはずの脂肪が肝臓に溜まって、脂肪肝になる恐れがあるといわれる。
レシチン不足は、血液中の悪玉コレステロールを増やすことになってしまうのでコレステロール値の高い人には選択枝として考えたい。
レシチンはまた、食べる化粧品とも言われ、皮膚の細胞の再生を助け、肌荒れやシミなどを防いだり改善したりするのに役立つ。
美容液などに入っているレシチンは、おもに皮膚の柔軟性を回復し、保湿するためである。
レシチンの働き:
・脳細胞の活性化を促すので、記憶力を増大させる。
・神経細胞を活性化、自律神経失調症、不眠症、神経衰弱、精力減退などを防ぎ回復させる。
・コレステロール値を下げ、動脈硬化性疾患を予防し、胆石を防ぐ。
・老化を防止する。
・血液に対する効果
・高血圧、心臓病、肝臓病、糖尿病、血栓症、貧血症、腎臓病、不妊症などの予防や治療。
・抗ガン作用。
・女性のための特別食品として注目されており、ぜい肉をとり、肥満や妊娠中毒症を防止する。
・肌を美しくし、皮膚疾患(シミ、ソバカス)を予防する。