健康・美容用語集 こ

抗生物質

微生物によって作られる化学物質で、他の微生物(感染症の原因となる微生物)に対して作用し、その発育を阻止または死滅させる物質。最近は、化学的に合成された物質も抗生物質と呼んでいる。(抗菌薬と呼ぶこともある)。
抗生物質には非常に多くの種類があり、その代表的なものに、ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系、テトラサイクリン系等がある。現在、抗生物質は多くの感染症の治療に用いられている。

コリアンダー

コリアンダーとは、セリ科の野菜であり、魚や肉の臭い消しとして使用される。また、乾燥した種実はスパイスとして使用される。
コリアンダーは、「香菜(シャンチァイ)」や「パクチー」とも呼ばれる。くせのある芳香があり中華料理やタイ料理には欠かせない食材である。
胃を温め、消化を促し、食欲を刺激し、体も温め、毒素を排出する効果がある。
コリアンダーの精油は、スイート、ハーブ調、スパイシー、ウッディー、鋭く少し鼻を刺激する甘酸っぱい香りがある。ストレスを解消したいときに良い香りといわれている。多量に使用すると、麻痺を起こす恐れがあるので注意が必要である

コンドロイチン

コンドロイチンとは鮫軟骨エキスのことで、血管から運ばれてくる栄養分や水分を貯え、それを細胞に供給して体内の老廃物を運び出し、新陳代謝を活発したり、細胞の1つ1つを互いに結び付け、細胞の老化を防ぐ役割をしている。
コンドロイチンは、ガンの作り出す新生血管の増殖を押さえ、ガン細胞の破壊に効果を発揮するといわれている。
その他には、鎮痛作用があるといわれている。また肌荒れ、皮膚炎、心臓病、心筋梗塞、腎炎や肝機能改善といった効果もあるといわれている。
また、コンドロイチンは中年期をすぎると減少していくため、関節の痛み、腰痛などの原因になる。
さらには、骨粗鬆症の原因にもなるため、サプリメントでの補充が大切である。

コエンザイムキューテン(CoQ10)

ビタミンQともいわれるビタミン様物質で、人ではその細胞中のミトコンドリアにみることができます。エネルギー生産に大きく関わる物質です。
「歩く・座る・立つ・食べる・寝る」など生命活動の源であるエネルギー生産に大きく関わる物質。特に多量のエネルギーが必要な 心臓、血管、筋肉に集中的に存在します。
また体のミトコンドリア内膜で電子を配達するメッセンジャーの役割を果たして細胞を活性化し、細胞のスムースな働きに関与しています。
コエンザイムQ10は加齢によって体内生成が減少していきます。
これまでの研究により、中高年男女性の代謝活動が低下し、肥満や疾病に対する抵抗力が低下することと、細胞内のコエンザイムQ10の減少が関連付けられています。
心臓血管に疾病がある患者 の細胞にはコエンザイムQ10が著しく減少していることが確認されています。
コエンザイムQ10はほとんどの動物性、植物性食品に微量ながら含有しており永年にわたり摂取されてきていますが、毒性の報告はありません(1957年ユビキノンとして認知されて以来のデータによる)。
生活習慣病が気になりはじめた中高年をはじめ、肌の老化を気にする女性や、運動機能を高めるためのスポーツ選手などに愛用されており、欧米では,常に売上ベスト3にランクされるほどの栄養補助食品です。現在CoQ10(コエンザイムQ10)を世界に供給できるのは日本の企業だけです。
CoQ10(コエンザイムQ10)はユビキノン、ユビデカレノンとも呼ばれ、人間の心臓、肝臓、腎臓など多くのエネルギーを必要とする部分に含まれています。
CoQ10(コエンザイムQ10)はもともと人間が持っているもので、年齢とともに体内生産能力が低下します。若返りと活性酸素に働きかける CoQ10(コエンザイムQ10)は今最も注目されているサプリメントです。

コラーゲン

たんぱく質の一種で、身体の皮膚や筋肉・内臓・骨・関節・目・髪等あらゆる全身の組織に含まれており、主にそれらの細胞をつなぎとめる働きをしています。
体内には体重の約16%(体重60kgの人で約10kg)のタンパク質がありますが、その約30%がコラーゲン(体重の約5%)です。
たんぱく質は、多くの食品にも含まれる栄養素として、その名は誰もが知っているものですが、その正体はアミノ酸が多数結合してできたものです。
そのアミノ酸には基本的に必須アミノ酸9種※注1と非必須アミノ酸11種の計20種が存在し※注2、その種類や数、結合の順序によって、膨大な種類のたんぱく質が生成されます。
その数は生体内において約10万種類も存在するといわれ、ひとえにたんぱく質といってもこれだけ多くの種類があり、その機能も様々です。
コラーゲンはそのたんぱく質の代表とも言えるものであり、約10万種ある生体内のたんぱく質のうちの、実に約30%はコラーゲンが占めており、それだけ人間の身体にとって大きな存在であることがわかります。
コラーゲンの主な役割は、からだの各組織がバラバラにならないように支持することです。また、水分を保持し、からだが干からびないようにする役割も担っています。さらに、3本の鎖状の繊維が「らせん状」に絡まった特殊な構造をしていて、バネのように伸び縮みするので、肌のツヤとハリが保たれ、骨にしなやかさと強度が生まれます。
コラーゲンを多く含む健康食品が、皮膚の張りを保つ、関節の痛みを改善するなどと宣伝されていることがある。
しかし、その有効性について科学的に十分な証明はなされてはいない。
また、コラーゲンはタンパク質の一種であるから消化作用によりその構成単位であるアミノ酸まで分解されないと体内に吸収されず、また分解されたアミノ酸が必ずしも体内で再びコラーゲンに生成されるとは限らない。
そもそもタンパク質をはじめとした栄養を含む食品類をバランスよく摂っていれば体内で合成することができるので、健康食品で補う意義は乏しいと思われる。