健康・美容用語集 け
ケール
アブラナ科の植物で、地中海沿岸が原産といわれているキャベツの原種で、欧米ではロールキャベツなどに利用されている野菜だが、日本ではその独特の味のくせのせいか、野菜として食べられることはなく、青汁用に栽培されている。
ケールは現代の食生活に不足しがちな、食物繊維はもちろんカロチン・カルシウム・鉄・リンなどのビタミン・ミネラル類も豊富に含んでいる。
又、野菜類では群を抜いてビタミンEの含有量が多く、さらに、ナトリウムの排泄に大切な働きをするカリウムも多く含まれています。
さらにケールには野菜の中でも別名若返りホルモンとも言われるメラトニンの含まれる量がダントツに多く含まれている。
メラトニンというのは最近発見されたもので、寝ている間に人間の脳からも分泌されるもの。
このメラトニンは発見されてから研究が始まって、いろいろな効果があることがわかってきた。
活性酸素の退治や免疫機能の向上、老化を抑えたり、体を休めて快眠を促すなどさまざまな効果が報告されている。
ケラチン
ケラチンとは、毛髪や爪、皮膚の角質層を形成するための硫黄を含むたんぱく質の総称である。
水分をよく含む繊維状の細長いたんぱく質であり、弾力性に富む。
羊毛や羽毛、角、うろこなどもケラチンである。毛髪や爪は硬ケラチン、皮膚角質層は軟ケラチンという。
ケラチンは、紫外線や衝撃など外部刺激から体を守るクッション効果やバリア効果がある。髪のケラチンには、S-S結合という部分があり、パーマネントをかけるときは、S-S結合を薬剤で切断し、ねじれた位置で固定・再結合させる。
ケラチンの主成分となるアミノ酸は、L-システインである。育毛にはこのアミノ酸を含む食品をとることも大事。アミノ酸シャンプーとは、ケラチンを強化するアミノ酸成分を配合したものである。
ゲルマニウム
ゲルマニウムとは、化学元素のひとつで人体の治癒力を高めるといわれている物質である。
ゲルマニウムには、細胞内の電流バランスを整える作用があり、血液をサラサラにして血行をよくする効果がある。
抗酸化作用があり、免疫力を高める。ゲルマニウムが不足すると、加齢に伴う疾患にかかりやすくなるといわれる。漢方薬、温泉、鉱水などに多く含まれ、有機ゲルマニウムがダイエットや美肌、健康に効果的であることがドイツの研究者によって判明した。
ゲルマニウムを有効に体内に取り入れる温浴や内服などの方法が研究された。体内の酸素量を増やし、最近では入浴の際、ゲルマニウム温浴という方法もとられるようになっている。
血糖値
血液中のブドウ糖濃度を測定したもので、空腹時や運動時には低下、食後には上昇し、さらに感染症、ストレス、内分泌ホルモン、薬剤などに影響されることがあります。
また、採血法、採血時間、測定法などによって若干の誤差を生じることもあります。
血糖そのものは生きていくために重要なエネルギー源ですが、その濃度が上がって高血糖状態が長く続くと、全身の血管や神経がじわりじわりと侵され、体のあちこちに支障をきたす危険性が出てきます。
極端に高すぎたり低すぎたりすると昏睡を起こします。
食物が摂取されて血糖値が上がると瞬時に膵臓からインスリンが分泌されます。
このインスリンの分泌量が少なかったり、十分な量が分泌されていても働きが悪いと慢性的な高血糖の状態が続きます。これが糖尿病です。
血糖は食事の影響を受けやすく、食後に高くなります。
その他、発熱や過度の痛みやストレスでも高くなります。
血糖は極端に高すぎたり低すぎたりすると昏睡を起こします。
糖尿病の診断には空腹時あるいは食後2時間の血糖値を調べますが、はっきりしない場合はブドウ糖負荷試験をして調べます。
正常値は空腹時で110mg/dl以下です。
随時に採血した血糖が200mg/dl以上なら糖尿病型とよばれ、別の日にもまた200mg/dl以上なら糖尿病と診断されます。