健康・美容用語集 ふ
プラセンタ
英語でplacenta、「胎盤」の意味。
プラセンタエキスとは赤ちゃんと母親をつなぐ「胎盤」から抽出した物質。
しかし健康食品や化粧品で「プラセンタ」と呼んでいるのは胎盤そのものではなく、胎盤から細胞分裂を促進する成長因子(グロースファクタ)や他の栄養素を抽出したものこと。
昨今は、技術が進み、プラセンタの有効成分を安全に抽出することが可能となり、また研究が進み、プラセンタの様々な効果や機能が科学的に実証されており、更なる研究も行われています。
フェロモン
フェロモンとは、動物が異性や仲間を集める目的で発するにおい成分のことである。
フェロモンとは、動物が出す臭い物質で、その臭いによってメスを惹きつけたり、道標としたりするものである。
人間にもフェロモンは存在するとされているが、そもそもフェロモンはごく微量しか発せられないため、人間に関してフェロモンが与える影響の詳細は未だ良くわかっていない。
現在ではフェロモン香水などが発売されており、他人を興奮させたり、性的魅力を上げることができるとされている。
実際にその効果を確認した例は存在するが、人間の魅力は化学物質一つで左右されるわけではないので、フェロモン香水だけに頼らず、自分で魅力を高めるように努力することも大切だ。
フラバンジェノール
フラバンジェノールとは、フランス 南西部ランド地方で植林されているフランスの海岸松の樹皮から抽出されるポリフェノール成分である。
フラバンジェノールが多く含まれる松の樹皮は、ブルーベリーや紫芋と同じように、皮が濃い紫色をしている。
先住民は、これを煎じてお茶として常飲していたという。この松は、海風や冷気・紫外線に成長の間じゅうさらされる為に、内部を保護するために皮が厚く発達して、抗酸化物質であるフラバンジェノールが沢山生成される。
フラバンジェノールは活性酸素除去能力に優れており、ケア化粧品に配合すると、メラニン形成を抑える働きがある。
また、コラーゲン生成の促進による美肌効果、保湿効果、血行改善によるむくみ抑制効果があるといわれる。
ブドウ糖
別名グルコース。その形状から右旋糖(デキストローズ)と呼ばれ水中でα型からベータ型に変化する。このため初期は甘味が強く次第に甘味が弱くなる。
白色の結晶または粉末で、爽やかな甘さがあり、甘味はお砂糖の70%。
水に溶けるとき熱を吸う性質があり、チューインガムに利用して清涼感を与えたりします。
そのほか、果物缶詰の香りの増強や保持にも。また、酸化すればグルコン酸となり、酒類、食酢、清涼飲料水などに利用されています。
ブドウ糖とはその名が示すように果物に多く含まれている。植物の光合成によって水と炭酸ガスから作られている。
ブドウ糖は吸湿性が強く室温20度湿度60%に1時間放置すると吸湿量は0.07%になる。これは蔗糖の7倍にあたる吸湿量である。
ブドウ糖は熱に対して弱く、110度で1分子の水を失い、結晶性も失われる。130度で分解し始め、154度になるとカラメル化する。
これらの変化は蔗糖よりかなり低温で起こるので、製菓時はより早くかつ強く焼き色がつく。
市販されているブドウ糖は、1、結晶ブドウ糖2、無水ブドウ糖3、精製ブドウ糖4、液状ブドウ糖である。
フラボノイド
フラボノイドとは、植物に含まれる色素成分の総称でポリフェノールを分類した際の1つのカテゴリーで、ポリフェノールの中で最も重要な成分である。
フラボノイドは、大豆に含まれるイソフラボンや、ベリー系の果実に含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキンなどの種類がある。フラボノイドは、ポリフェノールの仲間なので、同様に強い抗酸化作用がある。特に、イチョウ葉に含まれるフラボノイドには、二つのフラボノイドが重なった(二重フラボン)が特有の成分として、六種類も含まれている。これらは自然界にはイチョウ葉だけに含まれる成分である。植物に微量含まれ、紫外線の青から植物を守るこのフラボノイドは、毛細血管を拡張し、血行を促進したり、心臓の血流量を増やし、脳の老化を防いだり、成人病予防の効果が知られている。