健康・美容用語集 ひ
ビタミンC
ビタミンCとはコラーゲンの生成に不可欠な水溶性ビタミンで、風邪の予防から癌予防まで近年注目されている栄養素である。
ビタミンCは、肌の張りを保ち、しみや小ジワを防ぐ、ウィルスや細菌に対する抵抗力を高め、カゼや感染症を予防する、ストレスを和らげる、血中コレステロールを下げる、発ガン物質の生成を抑える、鉄の吸収を助けるなどがある。
その他重要なものに、コラーゲンの生成がある。一般的に日本人は、ビタミンCを十分摂っているので、あまり心配はいらない。
しかしながら、不規則な食事や毎日のお酒・喫煙を続けていると慢性的なビタミン不足を招くこともある。
ビタミン剤や効果的な食事をとらない限り明らかなビタミンC不足を起こしてしまうので注意が必要。
ビフィズス菌
ビフィズス菌とは、乳酸菌の代表格とも言える善玉菌のひとつ。
ビフィズス菌は、腸に生きたまま届き、そこに住み着くことができる乳酸菌である。ビフィズス菌は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制するため、悪玉菌から発生する有害物質を抑えてくれる働きがある。また、腸内を酸性に保ち、病原菌の繁殖を防いでくれるため、腸の環境を整える菌として注目されている。
ビフィズス菌は、腸内でビタミンB群やビタミンKを合成し、その一部はからだに吸収・利用されることから、これらのビタミン不足が一因と考えられる貧血、肌荒れ、出血性疾患の予防にも役立つ。
ピクノジェノール
ピクノジェノールとは、ポリフェノールの一種であり、南西部に生息する松の樹皮から抽出したものと、ブドウの種子から取れるものとがある。
ピクノジェノールは、フリーラジカル(特に活性酸素)に対するスカベンジング(消去分解)作用があり、ビタミンEの50倍もの抗酸化作用があるといわれる。
また、もろくなった血管を補強し血流をよくする機能があり、そのしくみは、血管壁のコラーゲンとエラスチンというタンパク質に結びつき、破壊酵素によって変性するのを防ぎ、組織を強化するといわれている。
同じしくみを美容液などに応用している。血液の凝固を防ぎ、ヒスタミンの放出も抑制し、血液サラサラ効果とアトピーなどの自己免疫疾患による炎症も緩和する。
ヒアルロン酸
非常に保水量の多いムコ多糖類の一種。ムコ多糖類は細胞と細胞の間を埋めている組織のこと。
コンドロイチンと密接に関わり合いながら同じ働きを持つ。
保水力が強いため、細胞外液の水分調整や間接の潤滑剤、血液中の水分量を増やすなどの働きがある。
人間の皮膚の中に存在し、水分を保って肌の乾燥や荒れを防ぐ役割をしている。
ヒアルロン酸は、関節液、関節軟骨などにも含まれ、骨と骨の間の滑りをよくし、クッションとしての働きなど、関節の動きを良くする役割をしている。
最近の研究では細胞が壊された時や強い炎症が起こった時に細胞を修復する機能があると言われている。
実際のヒアルロン酸はネバネバした液状の物質であり、分子量が大きいものはゼリー状。ヒアルロン酸は加齢とともに減少する。
ドリンクのサプリメントや化粧水、スキンクリーム、入浴剤なども販売されている。
ヒアルロン酸を多く含むフカヒレスープや鳥の手羽などの食品を要チェック。