健康・美容用語集 ゆ
有機ゲルマニウム
有機とは、一般に炭素を主成分とし、水素・酸素・窒素等から構成されている化合物のこと(二酸化炭素等、いくつかの化合物は除く)。
わたしたち生物を構成し、それを存続させるための基本となるもの。
有機ゲルマニウムとは、ゲルマニウムを含んでいる有機化合物ということになる。
有機ゲルマニウムは、サルノコシカケや朝鮮人参、麗芝等をはじめとする、漢方薬(特に、ガンに効果があるとされるもの)の原料とされているような植物に多く含まれている。
これらは土壌中に存在するゲルマニウムを吸収し、有機化合することによって蓄積されたものだと考えられている。
ユキノシタエキス
ユキノシタエキスとは、ユキノシタ科植物「ユキノシタ」の全草から抽出した茶褐色透明なエキスである。有効成分に、タンニン、フラボノイド、無機塩類を含む。
紫外線は、皮脂を酸化させ、老化をすすめる過酸化脂質を生成させるが、ユキノシタにはその生成抑制をし、DNA傷害の修復を促進する作用のあることが確認されている。
通常、サンスクリーンは紫外線吸収をする合成有機物や紫外線光散乱する無機物質をいれているが、ユキノシタの作用はこれらとは違うメカニズムである。
昔から、民間薬生薬として、生の葉の汁を腫れ物やしもやけ、うみの吸出し、やけどなどに用いてきた。
また、他の消炎剤やエキスとの併用で相乗効果が期待される。美白のエイジングケアに注目の成分
ユビキノン
体内で抗酸化や栄養素のエネルギー化を助ける働きをする物質である。
ミトコンドリア内膜や原核生物の細胞膜に存在する電子伝達体の1つであり、電子伝達系において呼吸鎖複合体IとIIIの電子の仲介を果たしている。ベンゾキノン(単にキノンでも良い)の誘導体であり、比較的長いイソプレン側鎖を持つので、その疎水性がゆえに膜中に保持されることとなる。
ユビキノンは、補酵素QまたはコエンザイムQとも呼ばれ、体内では抗酸化物質として働く。
ユビキノンの中で人間に適合しているのが、コエンザイムQ10で、サプリメントとしてコエンザイムQ10も販売されている。また、ユビキノンはビタミンと違って、人間の体内でも合成される。また、栄養からエネルギーを取り出す働きがあるため、エネルギー不足による心不全などの予防にも効果があるとされている。
ユビキノンを含む食材はブリやマグロ、レバーなど。但し、熱に弱いため、調理の際には熱を加えすぎないようにする必要がある。