健康・美容用語集 よ

ヨクイニンエキス

ヨクイニンエキスとは、ハトムギから種皮を取り除いた種子の部分(ヨクイニン)から抽出された濃縮成分である。
昔から、ハトムギ茶は美肌をつくる飲み物として知られているが、その主成分がヨクインニンエキスとなる。
ヨクイニンエキスには、ミネラルが多く含まれ、保湿・消炎効果に優れている。
漢方薬では、ヨクイニンをハトムギと一緒に煎じて大量に飲むと、にきびや水イボなどがとれるとされている。
その他の薬理効果としては、筋肉のけいれんやリウマチ症状の緩和、がん細胞の成長を抑えるなどがある。
水イボ以外のイボは角質化がすすんでいるため、治すには時間がかかる。
また、子宮収縮作用があるため、妊娠中は飲んではいけない。

葉酸

ビタミンB12と協力して造血に働くビタミンである。葉酸は生体にとって必須の栄養素だが、体内では合成できないため食品から摂取しなければならない。葉酸が不足すると貧血などの病気を引き起こす要因となる。
また、葉酸は胎児の発育に不可欠な栄養素であり、特に妊娠中や授乳期の女性の血清中の葉酸は優先的に胎盤や胎児へ運ばれるなど必要量が増大するため、葉酸の欠乏が起こりやすいことから、それを補うことが重要となる。
葉酸が欠乏すると、胎児の脳神経の形成に異常がでることもある。
さらに、葉酸は消化器系統の働きを促進することが知られているが、多くの場合ビタミンCの助けが必要であり、ビタミンCも合わせて補給すると良い。共に熱にとても弱い性質で、調理課程での注意が必要になる。
ただし、ビタミンCを大量に摂取すると、葉酸の排泄量が増えるためビタミン剤で一日2g以上ビタミンCを摂っている人は葉酸の必要量も増える。

ヨウ素

ヨウ素とは、工業製品としてはヨードとも呼ばれ、デンプンと反応して紫色に色が変わるヨウ素-デンプン反応や、昆布などの海藻に含まれている栄養分としても良く知られる元素。
ヨウ素は元素であるため化学合成して製造することができず、ヨウ素を含有する資源から取り出す以外に方法がない貴重な資源である。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に関与し、エネルギー調整に必要な物質である。
成長や発育を促進するため、成長期には特に重要である。また、脂質代謝の促進や糖質代謝の促進などの働きがあり肥満を防ぐといわれる。肌や髪の健康保持、疲労防止などの働きもある。
ヨウ素を多く含む食品はハマグリ、牡蠣、海草類、パイナップル、海塩などがある。