健康・美容用語集 に

にんにく卵黄

にんにくと卵黄のみを長時間釜で入り上げる事によって得られる商品。
にんにくが持つ多くの効能が、特有の臭いと刺激の素であるアリシンに由来しているため、アリシンと卵黄のタンパク質を結合させる事により効能を損なうことなく、臭味のみを封じ込め、毎日の健康管理に活用できるようにしたものが、「にんにく卵黄」。

にがり

にがりとは、豆腐をつくるときに使われる海水からとったマグネシウムなどのミネラル成分であり、近年ダイエット用に注目を集めている。
苦さのもとになっているのは豊富に含まれているミネラル。マグネシウムを始めとして、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などなど、海水中のさまざまなミネラルがにがりには濃縮されている。
このにがりを飲みやすい濃さに薄めた「にがり水」をダイエットに用いるが、そのまま飲むと飲みにくいので、たいていはグレーププルーツ味などで飲みやすく味を変えてある。
にがりでやせるといわれている理由は、にがりのミネラル類が、糖や脂肪の代謝に深く関わるインスリン(ホルモンの一種)の分泌を高め、余分な脂肪の代謝を促すからといわれる

二酸化炭素

二酸化炭素(炭酸ガス)は、空気中に含まれる気体であり、通常は糖分や脂肪などが代謝したあとの老廃物として、肺で酸素とガス交換される。
化粧品用の素材としてはいろいろな場所に使われている。
二酸化炭素が使われているところは、まず、ヘアスプレーなどの缶に充填するもので、素材としての作用はないもの。
次に、二酸化炭素が水などに溶けると、弱酸性になることを利用して得られる化粧水。二酸化炭素には殺菌力があり、保存料は必要なく、肌の殺菌効果もあるといわれる。
弱酸性の度合いが人の肌のPHに近く、低刺激である。二酸化炭素を溶け込ませたジェルのパックでは、二酸化炭素によって血液中の酸素が逆に活性化するため、新陳代謝がさかんになるといわれている。

尿素

尿素とは、皮膚表面にある水分の蒸発や吸収、またその水分を保つなどの働きをつかさどるNMF(天然保湿因子)成分のひとつである。
尿素はその名の通り尿の中から発見されました。
無色または白色の結晶体で、粉末の状態で流通されています。
人間やほとんどの肉食動物の場合、主にタンパク質が代謝されて生じる有害な「アンモニア」を、体内で無毒の状態にろ過した時に生じる物質=「尿」の主成分。
尿素の正体は1773年と意外と昔に明らかにされており、古くは植物の肥料などに使われてきました。
尿素は尿の中だけに限らず、人間の血液や体液の中にも含まれていて、また、サメなどの軟骨魚の肉には多量の尿素が存在しています。
タンパク質が分解してアンモンニアとなり更に無害な形になったものが尿素。
尿素には、体内の水分を角質層にとりこみ、角質を溶解して剥離するという作用があり、ハンドクリームやボディケアクリームによく入れられるようになった。
分子が小さくバリア効果は少ないが、ひじやカカトなどポイントケアによい。10%以上配合されたものは、敏感肌の人にはピリピリ感じられる場合が多く、使用の際には注意する。

乳酸菌

乳酸菌とは糖を分解して乳酸を生産することによってエネルギーをつくる細菌の総称で多くの種類があります。
その中でもビフィズス菌とアシドフィルス菌が主に有用です。
通常、ビフィズス菌は大腸に、アシドフィルス菌は小腸に分布している善玉細菌です。
通常、腸内細菌の2割程度を乳酸菌が占めていますが加齢に伴い腸内の細菌の分布が変化し、ウェルシュ菌に代表されるいわゆる悪玉菌が増加してきます。
悪玉菌が増えると腸内で便の腐敗が促進し、その結果発ガン物質が発生する恐れがあります。
腸内環境を整えるために乳酸菌は欠かせません、特にビフィズス菌は糖を分解して乳酸だけでなく酢酸をも作り出すので腸内環境の健康維持効果が知られています。また乳酸菌はオリゴ糖を好んで分解し、増殖する性質があります。
乳酸菌は一般に5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、無機質、ビタミン)を要求します。
すなわち乳酸菌は人間と同じ栄養素を要求するということです。乳酸菌は栄養素を他から取り込まなければならない生物であるということです。
乳酸菌は糖(乳糖)を消費してエネルギーを生成します。
他の栄養素はエネルギー源とならず菌体の構成成分になったり代謝に関与したりします。