健康・美容用語集 す

スーパービタミンE

別名ビタミンE、トコフェロール。
抗酸化作用の強い脂溶性のビタミン。
過酸化脂質を抑制し動脈硬化を予防する効果が期待できる。
酸素は一般に人体の活動に必要不可欠なものだが、時に生体膜や細胞膜の不飽和脂肪酸を酸化させてしまい、人体に悪影響を与える場合がある。ビタミンEは人体の細胞膜に待機して、過酸化脂質が発生しないように抑制する働きがある。
この効果によりビタミンEは、動脈硬化を防止し、心筋高速や脳卒中を予防する効果があるほか、心臓や脳血管などに起因する様々な生活習慣病を予防する。
毛細血管の血行を順調にする働きがあるため、ビタミンEが欠乏すると逆に、血行障害からくる弊害が起こりやすくなる。
例えば、肩こりや頭痛、しもやけ、冷え性など。また、ホルモンバランスが崩れる時期に発生する更年期障害を悪化させる場合もある。
また、過酸化脂質がタンパク質と結合し老化色素を作り出すので、ビタミンEが不足すると、老化の新興を早めてしまうという危険性もある。
摂取目安量は一日100-300mgとされている。
ただし、現在日本人の平均摂取量は10mg程度ですので、かなりの開きがある。
そのため、この差を埋めるためにはサプリメントなどを活用するのが最も効率的である。できるだけ天然型のビタミンサプリメントを摂取するほうが、吸収および生理活性が高いのでオススメ。
ビタミンB12を多く含む食品としてレバーなどの肉類、牡蠣、サンマ、あさりなどの動物性食品にしか含まれていない。
そのため、菜食主義の方には不足する栄養素ですので、そういった方はサプリメントなどを通じてビタミンB12を積極的に摂取するようにしたほうがよい。

スカルプケア

スカルプケアとは、毛髪の生える頭部地肌ケアのことであり、特に抜け毛防止のために行う毛根部の活性化を促すものである。
定期的なスカルプケアが適している人は、軟毛の人・抜け毛がひどい人・薄毛の人・白髪の人で、バージンヘアを増やし脱毛を抑制する効果がある。
若いうちにスカルプケアをしておくと、中年以降の白髪が少ないといわれている。
スカルプケアの目的は、毛髪の汚れではなく、毛根や毛穴に付着あるいは詰まっている皮脂を除き、頭皮をしっかり洗浄することにある。顔面の毛穴ケアと同様に、毛根の尖端にある毛乳頭の細胞を活性化し、内部の毛細血管の流れをよくする。
外からのケアと同時に、タンパク質・ミネラルの補給など、体内からのケアも忘れずに。

スピルリナ

スピルリナとは、アミノ酸を多く含み、特殊な環境で育った栄養豊富かつ栄養バランスのよい緑色らせん状藻類の一種。
スピルリナは、生活習慣病(糖尿病、肝臓病、高血圧、動脈硬化等)リウマチ、心臓病、腎臓病、脳卒中、ガンなどに対する効果が明らかになってきている。
必須アミノ酸のほか、食物繊維やβカロチンなどの色素も多く、消化吸収もよいとされている。
肝臓機能の向上、細胞の活性化及び免疫力増強といった点から、アメリカのNASA(航空宇宙局)で宇宙食として採用され、FDA(食品医薬品局)でも健康食品として認定されている。
レバーよりも鉄分を多く含むため貧血予防になり、女性の栄養補助としても強い味方である。
システインを中心としたサプリメントがあり、ビタミンCと一緒にとると美白の相乗効果が得られるといわれている。

ステビア

ステビアとは南米パラグアイとブラジルの国境地帯に自生する多年生キク科植物で、ステビア属には154以上の種があると言われています。それらの中には観葉植物として親しまれたり、ハーブとして使用されている物もあるようです。
ただ、私共が通常目にする「ステビア」の文字はステビア抽出物(甘味料)を意味しています。
154種以上のステビア属の中で、甘味源を有するのはただ一種のみであり、植物学上の分類を行なった学者の名前を取り「ステビア、レバウディアナ、ベルトニー」と呼ばれています。
パラグアイでは400年も前からマテ茶の甘味付けに使用していました。しかし、パラグアイはステビアの生育に適さなかったことから、日本で栽培方法、甘味成分などの詳細な研究がされるまで世界に紹介されていませんでした。
ステビアの甘味はその葉部に集中しており、その葉を口に入れ、噛むだけで甘さが口中に広がり、植物由来の穏やかな甘味です。
ステビアが日本に導入され、品種改良・精製技術の確立・用途開発・安全性試験を繰り返すことにより、砂糖の200~300倍の甘さを持つ天然甘味料として世界に先駆けて製品化されたものがステビア甘味料です。
その甘味成分は、「高純度ステビア」と高純度ステビア抽出物に酵素でブドウ糖を数個付与した「酵素処理ステビア」があります。
味質の優良なレバウディオサイドA高含有の高純度ステビア抽出物や酵素処理して味質を改良したステビアの登場により、用途が大きく拡大しています。