健康・美容用語集 せ

精油(エッセンシャルオイル)

ハーブなどの植物の有効成分を抽出した、揮発性のオイルのこと。アロマテラピーの基本となるアイテム。社団法人日本アロマ環境協会では、エッセンシャルオイル(精油)を以下のように定義しています。
精油は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
世の中に300種類以上のエッセンシャルオイル(精油)が存在しますが、エッセンシャルオイルを抽出するためには、きわめて多くの植物を必要とするため、高価なものもたくさんあります。
エッセンシャルオイル(精油)は、原則として純度100%のものを指します。
「100% Pure & Natural」、「Pure Essential Oil」などと表記があるものを選べば、まず間違いがありません。アルコールなどで希釈したものや合成香料などを加えたオイルは、「フレグランスオイル」、「ポプリオイル」、「アロマオイル」などと呼ばれます。安価なものが多いのも特徴です。

善玉コレステロール

善玉コレステロールは、リン脂質が多い「高密度リポタンパク」という物質であり、血管の余分なコレステロールを肝臓に運び回収することで掃除を行い、動脈硬化を予防する。
善玉コレステロールと対比して悪玉コレステロールがある。悪玉のほうは、細胞膜を形成する重要な役割を果たしてもいるが、多過ぎると血管壁に沈着し、動脈硬化の原因となる飽和脂肪酸が主成分である。
善玉は、DHAなど魚油に含まれる不飽和脂肪酸が主成分である。善玉コレステロールの比率を増やすには、抗酸化成分を含む食品を多く食べる・適度な運動をする・ストレスを溜めないなど。
悪玉も不要ではなく、不足すると脳内出血や血管壁がもろくなるなどの弊害がでる。要は善玉と悪玉の血管内比率が重要。

センナ

センナとはハーブの一種で、腸内の解毒と排泄作用を増進し、消化管の蠕動を活性化すると言われているアフリカ原産の植物である。
センナは、古くから下剤として使われており、紀元前のエジプトの医学書にはヒマシ、アロエとともに下剤として記載されている。
クレオパトラはアロエを愛用していたといわれている。
センナの成分にはアントラキノン、フラボノイドが含まれている。効能は、便秘の改善とそれに伴う頭重、のぼせ、肌荒れ、痔の改善など。
センナの使用部位には「果実」「小葉」「葉柄」「葉軸」「茎」があり、茎は健康食品として利用されているが、その他は医薬品にしか利用できない。センナの副作用としては、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などが起こりえる。

セルライト

思春期以降の、太った人から痩せた人までほとんどの女性に見られる現象で、お尻や太股など、脂肪が多く、血行の悪いところに起こりやすい現象で、皮下組織の血行不良が原因。
皮膚表面がオレンジのように凸凹になるため、見た目にも悪いばかりか肌がかさつく原因にもなります。
さらには、セルライトができると、脂肪層はますます厚みを増すことになります。このセルライトがやっかいなのは、いくらダイエットしても、エクササイズをしても、脂肪や老廃物が代謝されないこと。
つまり、体重が落ちても下半身のサイズが変わりにくい原因は、セルライトにあったのです。
このセルライトを取り除くには、血行不良を改善する必要があります。血行不良の改善に効果的なのは、暖かくしてマッサージをつづけることです。
セルライトは、冷え性やむくみの慢性化によって、血管から脂肪細胞が離れ、離れた脂肪細胞に老廃物などが集まり塊状に大きくなったもの。
冷え性は脂肪細胞を血管から遊離させ、むくみは脂肪細胞に老廃物をくっつき易くする。セルライトができると脂肪層が肥大し肥満体質になりやすく、さらに血流が悪化し、むくみや冷え性、水太りの原因となる。
セルライトの解消法には食べ物選びが重要。
冷たいものや甘いものを避け、体を温めることである。
ねぎ、温野菜、香辛料、食物繊維がよい。運動やストレッチにはセルライトを予防、改善する効果があるといわれている。

セラミド

皮膚の角質層の細胞と細胞の間にある水気を含む接着剤ともいえる脂質である。セラミドには、乾燥やほこりなどの外敵から皮膚を守り、表皮の健康を保つバリアの役目をはたす。
肌の保湿に重要な成分であるので、年齢と共にセラミドは少しずつ失われていくと、肌荒れや乾燥肌、しわやたるみが起こってしまう。
セラミドには、美肌、美白の促進、肌荒れの予防、乾燥肌の改善の作用がある。
また、アトピー性皮膚炎の改善にも効果があると言われている。
従来は牛から抽出されたセラミドが主流だったが、最近は植物、国内では米ぬかや小麦粉から抽出したものが販売されている。
さらにコンニャク芋にセラミドが含まれていることがわかり、抽出できる量も多いことから、セラミドの原料として注目されている。
表皮が健康で、セラミドがまんべんなく細胞間に満たされていれば、外からの刺激やダニ・ほこりなどの抗原(アレルギーの原因になるもの)は、皮膚の中まで入ってこない。
乾燥肌・敏感肌・アトピー性皮膚炎の人は、このセラミドの量が少なく、バリア機能が低下している。
潤い感・プルプル感のある肌はセラミドの量も多いが、加齢や気候・環境の変化によって、その量は増減する。
洗いすぎるとセラミドまで失ってしまう。セラミドは小麦や米の胚芽などの食べ物やサプリメントで補給できる。